文化財建造物保存修理研究会

研究発表会等のご案内

第10回研究発表会 開催のお知らせ

第10回研究発表会は、「はかない技法のつたえ方―壁修理を中心に―」をテーマに開催します。
今テーマの主旨説明の後、各領域の専門家・修理技術者の皆様に、貴重な経験を通した事例を6例、ご報告いただきます。
事例報告の後に質疑応答の時間を設けます。

今回は、会場を東京藝術大学美術学部第一講義室に移し、対面とオンラインのハイブリッド方式で開催します。
コロナ禍以来、会場での聴講を控える傾向がみられます。会場では、発表者と参加者が膝を突き合わせた意見交換など、オンラインでは味わえない熱気があります。ぜひ、会場にお運びいただき、発表者と意見を交わしてください。多くの皆様のご参加により、発表も意見交換も一層有意義なものとなりますので、ぜひ会場にお運びください。

開催日時:2025年11月8日(土) 10:30~16:00
開催場所:東京藝術大学 美術学部第一講義室(階段講義室)(東京都台東区上野公園12-8)

【受付場所・時間】

東京藝術大学 美術学部第一講義室前 10:00
(オンラインでのご参加者:ご参加決定の通知とともにZoom URLをお知らせします。)

【テーマ】
はかない技法のつたえ方―壁修理を中心に―

【テーマの主旨】
文化財建造物において、保存の対象となるのは、その形式であるのか、部材であるのか、あるいは時間を経過してきた姿=状態であるのか。現実には個々の建造物がおかれた状況によっても対処は異なり、明快で画一的な正解があるわけではない。しかし、消耗品的な部位部材と判断され取り替えられやすい「はかない技法」について考察することは、日々の現場では見過ごしてしまいがちな、文化財建造物の保存修理において私たちは何を残そうとしているのか、という普遍的な問いを見つめ直すヒントがあるのではないだろうか。昨年度の屋根修理に引き続き、今回は壁修理を中心に「はかない技法」の扱われ方について議論を深めたい。

【発表内容・タイムテーブル】

募集期間:10月15日(水)~10月31日(金)(会員優先、先着順)
参加方法:参加申し込みは、下記、当ホームページの「申し込みフォーム」よりお申し込みください。
*非会員は、「会員種別」欄の「非会員」を選択し、「会員番号」欄に「000000」とご入力ください。
*当日、会場で視聴を希望される方:メッセージ欄に「会場にて視聴」とご記入ください。
*オンラインで視聴を希望される方:メッセージ欄に「オンラインにて視聴」とご記入ください。
*ファクスでのお申込み:03-6458-3617 

【ご参加決定の通知】
11月4日(火)、メールにてお知らせします。

【募集人数】
150名 

【参加費】
無料

【文化財建造物保存修理研究会 ホームページ】
https://www.hozon-syuri-kenkyukai.jp
【主催・お問い合せ】文化財建造物保存修理研究会
info@hozon-syuri-kenkyukai.jp