文化財建造物保存修理研究会

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第17回 現場ワークショップ 開催のお知らせ

第17回 現場ワークショップは、重要文化財日本煉瓦製造株式会社旧煉瓦製造施設(埼玉県深谷市)の修理工事現場を見学します。
【見どころ】
 品質の良い煉瓦を大量に必要とした明治政府(臨時建築局)は、近代的な機械による煉瓦製造会社の設立を決定しましたが、財政的に官営としては難しかったため、製造した煉瓦を政府で買い上げることなどを条件に、民営での設立を有力者に働きかけました。
明治20年(1887)、当地出身の渋沢栄一を含む5名の連名で日本煉瓦製造会社(後に株式会社)を設立、埼玉県深谷市上敷免を工場建設地に決定しました。
当時最新のホフマン輪窯を導入し、最盛期には6基の窯が稼働して煉瓦を製造しました。
戦後、窯はそれまで主流であったホフマン輪窯からトンネル窯へと移行しますが、平成18年までの約120年間にわたり煉瓦製造会社として存続しました。
会社は、トンネル窯を建設する際、ホフマン輪窯としては最後に増設された六号窯を永久保存することにしました。その六号窯は、平成9年に旧事務所、旧変電室、備前渠鉄橋とともに重要文化財に指定されました。六号窯は明治40年の築造で、長さ56.5m、幅20.0m、高さ3.3mの煉瓦造、内部に18の焼成室を設け、窯詰め・予熱・焼成・冷却・窯出しの工程を繰り返し行いながら、煉瓦を製造するシステムになっています。
今回の現場ワークショップでは、深谷市様、(公財)文化財建造物保存技術協会様のご協力のもと、六号窯の煉瓦製造システムや、修理工事を行うなかで発見されたエレベータ
の遺構等を見学します。皆様のご参加をお待ちしております。

現場ワークショップ
①開催日時:2024年12月14日(土) 13:30-15:30
②開催場所:重要文化財日本煉瓦製造株式会社旧煉瓦製造施設 修理工事現場(埼玉県深谷市上敷免28-11)

③集合場所:重要文化財日本煉瓦製造株式会社旧煉瓦製造施設 ホフマン輪窯側敷地入口
④集合時間:13:00(受付開始)

*アクセス:JR高崎線「深谷駅」下車 
深谷駅北口「くるリン」バス停(深谷市コミュニティバス)
13:02発→13:19着「新井郵便局前」下車 すぐ
*駐車場があります(たつみ印刷株式会社の敷地内)

⑤募集人数:25名(会員優先、賛助会員[団体]2名まで、先着順)
⑥参加料:会員:無料(非会員:1,500円)
⑦講師:今関  俊 氏((公財)文化財建造物保存技術協会 技術職員)
⑧タイムスケジュール:
13:00 受付開始
13:30-15:30 重要文化財日本煉瓦製造株式会社旧煉瓦製造施設 修理工事現場
*見学時間内に、見学場所毎に質疑応答時間を設けます。
15:30 現地解散(「くるリン」バス 15:58「新井郵便局前」発→深谷駅16:15着)
⑨募集期間:2024年11月18日(月)~12月5日(木)
⑩ご参加決定の通知:12月9日(月)までにメールにてご案内します。
*当会会員を優先します。定員に満たない場合は、会員からの紹介者(非会員)も参加可能です。12月9日(月)までにメールにてご案内します。
*会員からの紹介者(非会員)は、当会ホームページ「申し込みフォーム」の「会員種別」欄の「非会員」を選択し、会員番号欄に、「000000」と入力、メッセージ欄に紹介者の氏名(会員)をご記入ください。
*非会員は、当会ホームページの「申し込みフォーム」の「会員種別」欄の「非会員」を選択し、会員番号欄に、「000000」と入力してください。

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