ご案内 |
【開催趣旨】
歴史的建造物の修理は、厳密に言えば、建造物が建立された際の技術がそのまま継承されるのではなく、修理時点で可能となる技術と、その時々の状況に応じた資材が用いられてきており、それは人間環境をとりまくあらゆる事象の影響を受けて今日に建造物が存在していることを示しています。歴史的建造物の通常の改修や維持修理にみる、いわゆる今日にいう伝統技術は、後世の修理の経験による蓄積や、その際に発見された技術などから学びえた知見によって成り立ってきており、現代の保存修理においても、それら伝統技術とともに当代の最新技術が応用されています。
今回は、伝統技術を継承もしくは保存するための、現代におきえる修理技術を取り上げ、その考え方と方法について広く討論の場とすることを目的に開催します。
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開催日時 |
2018年7月20日(金) 13:30~16:00(予定)
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開催場所 |
東京ビッグサイト・会議棟6階605号室(東京都江東区有明3-11-1)
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参加者 |
文化財建造物保存修理研究会会員及び文化財保存・復元技術展のご来場者
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募集人員 |
約100名(先着順)
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参加費 |
資料代 1,000円
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内容 |
【事例報告】
・ 「平成29年度『石垣研修』実施報告」
公益財団法人文化財建造物保存技術協会 技術職員 佐藤 明生
・ 「歴史的建造物における屋根瓦の調査とその成果」
総持寺 寺史編纂調査研究員 芦田 淳一
・ 「重要文化財小川家住宅(二条陣屋)修復工事―色土壁修復における材料選定のこだわり」
有限会社京壁井筒屋佐藤 代表 佐藤ひろゆき
・ 「畳の修復方法を探る―知恩院本堂を事例として―」
菱屋畳 佐竹商店 代表 佐竹真彰
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主催等 |
文化財建造物保存修理研究会
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お問合せ先 |
文化財建造物保存技術研究会事務局 [TEL 03-6806-8975]
info@hozon-syuri-kenkyukai.jp
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